脚部の鉄は三津屋さんに作ってもらいました。
高さを50cmと58cmと二種類、白いテーブルはサンタフェで、
下の鉄の棚は縁を曲げてあっておもしろい。
低い方はベッドの横に置いて時計、携帯、読みかけの本、
それに電気スタンドなどを置けますね。
長岡貞夫デザインによる
肘掛から背面にかけて丸籐のループが美しい椅子です。
今回は、単独のカウチチェアと組んでセットにして使うことにしました。
40年以上続くデザインですが、
最初に出会ったときの感激は今でも覚えています。
1961年から続くロングセラーの椅子です。
この椅子を編みあげるには、かなりの熟練した技術を必要とします。
だからこそ1964年に、
M・ブロイヤーの推挙でニューヨーク近代美術館の永久展示品に選ばれ、
20世期を代表するデザインの一つとして栄誉を受けたとき、
剣持さんは作り手への謝意を強調しました。
デザイナーといい作り手といい、
日本にもこんなに素晴らしい籐の椅子が70年も前からあることを誇りに思います。